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携帯・自転車・当たり屋の三題噺

先日、帰宅途中の夜9時ごろ、

「イヤホンで音楽を聞きつつ、携帯でメールを打ちながら無灯火の自転車に乗っている女の子」

を見かけました。見かけて咄嗟に思ったのは、『こんな自転車を引っかけて交通事故を起こしても車の運転手の過失割合のほうが大きくなるんだろうなー』って事。この女の子の例は極端ですが、メールしながら自転車に乗っている人は実際多いですね。

 携帯電話というと、『電車の中での通話』とか『人ゴミの中でノロノロとメールをしながら歩く』などといったマナー違反が話題になることが多いのですが、上の例はマナー違反どころの話ではありません。いくら交通事故だと自動車の方が過失割合が大きくなると言ったって、死んでしまえば元も子もありませんから。

 通常、マナーというのは違反する方がラクチンだけど、周囲に迷惑をかけるから自重するといった類のものですよね。例えば、「ゴミのポイ捨て」ならば、実際にやるかどうかは別にして、「ゴミ箱を探し、そこまで持っていって捨てるのは面倒くさい」という自分勝手な気持ちは理解はできます。でも、「携帯でメールしながら自転車」というのは、根本的に理解できないんです。自転車は2輪という構造上、基本的に不安定な乗り物です。それに加えて、結構スピードが出る乗り物でもあります。いくらママチャリのチンタラ走りにしたって人が歩くのに比べれば、いくらかは早い。しかも結構重い(ママチャリだと15-20kg)。そんな乗り物で、前もロクに見ずに進むなんてのは、私だったら生理的に怖くてできません。

 携帯を見ながらのフラフラ運転で、歩行者にぶつけることは確かに「周囲に迷惑をかける」点ではありますが、不安定な自転車は、その際、自分も転倒してケガをする危険が大きいワケです。前を見ていなければ、交差点で出会い頭に自動車と衝突するなど、路上でのリスクも格段に上がることでしょう。それでも、携帯電話を見ながら自転車に乗っている人は増えこそすれ減る気配はなさそうです。

 どうも、彼らは「自分勝手な人」というよりも、「自分だけは絶対に安全だと無根拠に信じている人」のように私には思われます。UFOやUMAといった超常現象を信じる人たちのことを、よく「ビリーバー」と言いますが、「自分は安全」信仰の信者もある種の「ビリーバー」ですな。最近、犯罪の凶悪化に懸念の声があがっているものの、まだまだ安全な我が国の治安状況の為せるワザなのかもしれません。

 犯罪といえば、1980年代後半ごろだったか、ニューヨークでワインボトル当たり屋が流行っているという話をよく聞きました。人通りの激しい通りでワザと人にぶつかり、持っているワインボトルを路面に落として割り、「どうしてくれる!このワインがいくらすると思ってんだ。弁償しろ!」とスゴむという手口です。初めて聞いた時は、『さすがアメリカ、生き馬の目を抜く街だ』と、変な感心をしたものですが、街を歩くだけでもこの手の攻撃にさらされる状況だと、『携帯見ながら自転車運転』なんて、まずやらないでしょうねぇ。

 この手の当たり屋が現在の日本でどれぐらい普及しているかは分かりませんが、『携帯見ながら自転車運転』の危険を減らす為に、当たり屋を利用するのもアイデアかも。

『携帯を見ながら自転車に乗っていると、ワインボトルを持った当たり屋が突撃してくるので注意して下さい』

というFAXやメールをばらまいてデマを広めると、少しは危ない自転車の数が減るかもしれません。

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