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丸の内線から見える建物

 地下鉄であるにも関わらず地上区間が多いことで有名な地下鉄丸の内線。東京の地下鉄の中で二番目に古い路線で、初期の地下鉄だけに地表浅いところを走っており、そのためにもともとの地形が低いところが地上区間になったのですが、あらためて東京(そして江戸)の坂の多さを実感させてくれますね。

私は通勤にこの路線を利用しているのですが、茗荷谷-後楽園間の地上区間の眺めが好きで、窓付近が空いていればそこからボンヤリと外を眺めています。「茗荷谷」という地名の通り、ここは本当に谷で、ひな壇のような斜面に家々が並んでいます。その中に、以前から気になっていた建物があります。池袋方面を正面に立って右側にある、かなりくたびれた感じの鉄筋3階建ての建物。アパートのような感じですが、2階付近にホールというか食堂のような大きな部屋があって、学生っぽい風体の男の子が数人ダベっています。日が沈んで暗くなると、その部屋に灯りがつくのでよく目立ちます。おそらく学生寮の類だろうと思ってみていたのですが、あるヒマな日に思い立ってその建物を見に行ってきました。

 茗荷谷駅を降りて、しばらく歩き坂道をたらたらと下っていきます。いつも車窓から見ているだけの風景の中を歩くのもちょっとオツなものですな。なかなか急な坂道で、下りはともかく登りはツラそう。毎日この坂を上り下りすると、かなり体を鍛えられそうでした。で、肝心な建物ですが、入り口の看板には

「(財)奈良県奨学会 養徳学舎」

と書いてありました。予想した通り、学生向けの宿舎のようですが奈良県に関わりのあるもののようです。さすがに、無断に中に入るのは憚られて、表札確認のみで退散。帰宅してから「養徳学舎」でググると、Webサイトが見つかりました。

養徳学舎

奈良県在住者の子息で大学・大学院に通う学生向け(男子のみ)の寮とのこと。よく女子専用の学生マンションがありますが男子専用学生寮だと、小汚そうですなー。家賃は敷金100,000円 月々15,000-2,500円とやはり安くて、しかも平日朝夕は賄いつき。2階にある洗面所の写真を見ると、今はもう珍しくなった研ぎ出しコンクリート製の流しです。懐かしいなあ。

私自身も高校卒業までは関西に住んでいて、大学入学とともに関東で初めての一人暮らしを経験したのですが、地下鉄から見える彼らも同じような境遇なのかと思うと、ちょっと親近感が湧いてきました。

しかし、トップページの惹句「東京には奈良がある」は、いかがなものかと。「奈良がある」と断言するなら、せめて屋上で鹿の放し飼いぐらいはして欲しいっす。

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